京都奈良大右回りその7(新薬師寺)

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 8月5日の朝は、茶粥を食べた。
 私の年齢では、まだバーベキューみたいな、色々食べられます、というのがいいのだが、ここ奈良ホテルではなんでも選べるというメニューではなく、洋食か和食か茶粥か、の三択である。
奈良ホテルの茶がゆ定食
 おいしかった。
 それからホテル内の探検や庭園内の散策をしてチェックアウト。
奈良ホテルの鹿さんたち
 庭園内には鹿たちが悠然と歩いたり、小鹿は母鹿の乳を呑んだりして、彼らの時間と空間を楽しんでいるようだった。
 さて我々はそこから約20分、徒歩で新薬師寺を訪れた。
新薬師寺近く
 これは新薬師寺の角にいた「埴輪」もどきの像である。
 新薬師寺の本堂。
新薬師寺
 新薬師寺は、聖武天皇の目の病気の平癒を祈願するために、藤原不比等の娘である光明皇后が建立したものらしい。
 私は長いこと、「新」だからそれほど霊験あらたかではないだろうと高をくくり、近くを通っても行くことはしていなかった。
 しかし今回参詣したのは、「新」というのが「新しい」ではなく「あらたかな」という意味だと聞いたからであり、またこのお寺の薬師如来と十二神将がとても立派な仏様だということを知ったからである。
 まず薬師如来は、病気を平癒する絶大なパワーを持つとされている。本尊にそれを持たせるために、通常は横木で作る腕の木材を、この仏様については縦木を使い、像全体が縦木で作られているように見せているとのことである。

 この本を見て、新薬師寺は何が何でも行かなければならないと思った。
 薬師如来様も良かったが、それを守る十二神将も千年以上も変わらぬその気迫に圧倒された。
 なんと言ってもバサラが凄い。
 写真が撮れないのが残念だがしょうがない。
 代わりにというわけではないが、御堂の前にちょこんと安置されていた石仏の写真を掲載しておく。
新薬師寺本堂前の石仏
 手にスコップのようなものを抱えておられるが、これはなんだろう。

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