趣味は映画(またはビデオ・・・DVD)鑑賞。
ではあるが、大阪の単身から帰ってきてからはテレビも含め、ほとんど観ていない。
夕べ、少し早く帰ってこれたので、久しぶりに映画を観ようと思って、妻もなじみのある「Xファイル」を観た。
「Xファイル~ザ・ムービー~真実を求めて」である。
「Xファイル」と言えば、宇宙人を中心としつつ、超能力やらなんやら、常識では考えられないような出来事を、解決または迷宮入りする、というものであり、今回も大掛かりな謎や仕掛けがあるのかと期待したがさにあらず。
人の頭部を他人の体に移殖し、その「頭部を持つ人の本人性」を保ちながら生きるために、他人を誘拐して、それを、犯人と昔性交渉のあった人が透視する、といったような設定で、面白くはあるのだが、テレビの一回分といった感じで、予告編がなんだかワクワクさせるような作りだっただけに、少し寂しい感じがした。
モルダーはすっかりおっさんになっており、テレビ時代の若々しさを感じられるような場面はほとんどなく、スカリーは相変わらず合理主義者でかつ人をとことん追及するところは変わらないが、悩み多きちょっと年配の女医さんになってしまって、その割には夜はあちこち出歩くことができる。超人的な活動力だ。
最後は昔の上司のスキナー副長官(今、何をやっているのだろう?)が出てきて、スカリーと二人で悪人たちをやっつけるのだが、ほとんど抵抗を受けずに、囚われの人もモルダーも助けるという危なっかしいことを淡々とやってしまうという、作りの安易さすら感じられた。
ま、モルダーとスカリーが出ている、というだけかな。