大人になってから5月が一年で一番好きな月になった。
田んぼに水が入り、新緑が生い茂り、花々も一斉に香りだす。
5月病なんて言葉は私には縁がない。
こんな明るく清々しい季節はない。
我が家の近くの田んぼにもこのGWに水が入った。
近くをJRと富山地方鉄道の線路が通っており、夜はその水面に電車が逆さになって映る。
とても幻想的でいい眺めだ。
それも稲の新芽が吹き出すまでのしばらくの間だけだが、その幻想的な水面が好きだ。
しばらくその光景を見ることすらできなかったが、最近は以前から見ると帰りが少し早くなったので、その光景を眺めながら食事を採ることができている。
朝は花の香りである。
富山へ出勤してちょうど富山市役所の裏通りを通っていると、どこからともなく良い香りがする。
たまたま前を女性が歩いていたりするので、もしかするとその人の香水の匂いかなと思ったりもするが、空気全体が香っているので、そうではなかろう(と思いたい)。
JRの富山駅の改札には藤の花が置いてあり、その横を通り過ぎるときも良い香りがして嬉しい。
5月は本当にいい季節だ。