今日(4月28日)、経営相談会ということで、某市の製材所にお邪魔した。
日曜にひいた風邪は、葛根湯のドリンク剤とバファリンと「ぐったり夕睡」で当日中に直すことができた。最近のバファリンは本当によく効く。ありがたい薬だ。
さて製材所の話に戻る。
着いた途端に、駐車場までおかくずの粉末がブワーっと舞っていて、霧か黄砂かおがくずか、といった有様で、いやあな予感がしていた。
お客様の会社の応接室に通され、社長と名刺交換。
なんだか、喉がムズムズ。
とりあえず景気の話だとかロシアの関税が一服している話などから入り、次第に当のお客様の業況に入り込んでいこうとした矢先。
げほっ。ごほんごほん。
と喉が詰まったような変な咳。
えっ?
風邪は完全に治り、昨日も元気に仕事をしていたはずだから、風邪じゃあねえだろう。
もしかして、今はやりの××インフル?
・・・声が出ない。
と、正面を見ると、当の社長「こいつ、もしかして××インフルではないか?」的な顔をして眼鏡の奥から金壺まなこでこっちを覗き込んでいる。
さも「マスクせえ、マスクを!」とでも言いたげな顔である。
こっちはこっちで、就職試験に訪れて、面接官との会話がかみあわず、ばつの悪い状態になっている大学生のような気持ちになり、あせってしょうがない。
心の中では「誰が好き好んで喉を詰まらせるか。お宅のオガクズのせいだと思う。それに気づいて、なんか言えば?」と怒鳴りたい気分になりつつ、必死で会話をつなごう、そのために普通に発声しようともがいている。
結局、出されたお茶をごくっと飲み干し、なんとか声は元に戻ったが、まあ、ばつの悪いことといったらありゃしない。
その後訪れた別の企業でも、突如喉がごそごそして咳が出て喉がふさがるような感じになり、会話が出来なくなる事態が発生した。
たぶん、あの材木挽き工場でのオガクズの空中散歩連中が私の喉にべたっと貼り付いて、悪さをしたのだろう。
いがらいがら。
製材所にはもう二度と行くもんか(仕事でさえなければ)、と心に決めた連休前のひと時であった。