本当に国家百年の計が必要ではないか

LinkedIn にシェア
Pocket

 今の国会で議論されている話らしいが、妊婦の健康診断無料化というのがあるらしい。
 二次補正か2009年度予算のことかは不勉強でわからない。
 いいことだ、と思う。
 しかしそんなもので子どもは増えない。
 増えても高が知れている。
 そんなことでは根本的な少子化問題の解決にはつながらない。つながるはずがない。
 我が魚津市では、ここのところ産婦人科医院がどんどん減っている。今や1軒ぐらいしかないのではなかろうか。
 ウチの子が生まれた20年近く前は5,6軒あったように記憶している。
 むしろ増えていたようにすら思う。
 が、それからどんどん廃業やら鞍替えやらが進み、今やたったの1軒である。
 元産婦人科だったところも、老人病院だけになったり、婦人科のみだという状態だったり。
 こんなことでは安心して妊娠などできるはずがない。
 なぜ産科が減ったのか、その理由までは調べていないが、まず女性たちが安心して妊娠でき、安心して出産でき、安心して子育てができ、安心してまた働ける、という基盤を整備する必要があるのではないか。
 もちろん、では戦国時代はそういうセイフティネットがあったか、と言われればそんなものはなかっただろうし、安心して出産でき、なんて、戦争の真っ盛りに安心して出産できる状態など、これまでの歴史にそもそもなかったのかも知れない。
 しかし産婆さんもおらず、産科は5万人の町に1軒では、とても不安で子どもを作ろうとは思えないのではないだろうか。そんな町に誰が住もうか。
 まあ、これは魚津市だけの問題なのかも知れない。
 全国の産科の数を調べてから発言した方がいいのかも知れないが、産科は儲からないし大変だし看護士さんも集まらない、一方老人ホームは成長市場だ、ということならば、算術に長けたお医者先生方は、自然とそちらに流れていっても不思議じゃあるまい。
 という流れを改めるのが行政ではなかろうか。
 それが、国が健全な成長をしていくための「国家百年の計」ではなかろうか。(教育もちろんしかりだが)

LinkedIn にシェア
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です