オバマ大統領と人間ドックと富山県に大激震

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 今日は会社を一日休んで、日帰り人間ドックに行ってきた。
 一方でオバマ氏がアメリカの第44代大統領に就任した。
 思えば衆議院選挙で自民党が敗れて細川政権が誕生した日も私は会社を休んでいた。
 別にどうということもないが、世の中の変わり目、節目に、忙しい職場を離れて比較的冷めた目線で世の中の動きを見られる状況に、一瞬でもあれるというのはありがたいことだ。
 ドックの結果はまだ全部がわかったわけではないが、一番気になるのがγ-GTP。いつも大変高い値で、毎回アルコール性ナントカだとか、肝機能障害だとか言われるが、精密検査をするとなんということもない、という状態であった。
 毎晩遅くても缶ビール350cc一本は飲んでいるが、量は多くない。元々肝臓の消化力が弱いのかも知れないが。大阪単身生活のときは意識的に居酒屋で晩御飯を食べつつもアルコールは誰かと一緒になったときに限っていた。富山に帰ってきてからの2年間は、仕事が大変で、ストレス発散の意味もあったのか毎晩350ccを一本ずつ飲んでいた。結果、ほとんど休肝日を作れなかった。去年の7月以降は週一回ぐらい空けるように努めてきたが、あまり変わり映えはしないと思う。
 ということで、今回は少し気合を入れて、三日間アルコール絶ちをして臨んだ。
 しかし、結果は「111」という値で、基準値をオーバーしている。
 う~ん、なかなか下がらないなあ。
 面接に当った医師曰く「いつもどういう病名を言われますか?」
 えっ?病名?病気だなんて言われたことはない。肝機能ナントカの可能性というような言い回しで言われたことはあるが、先生、よくある名前を2、3言ってもらえませんか?
 「たとえば、肝臓がんだとか」
 この医師、とてもイヤな奴である。
 彼は「肝臓がん」という言葉を発するなり、押し黙って私の目をじっと覗き込んだのである。
 まるで人が狼狽するのを楽しもうかとするように。
 その後も「あなたと同じようなデータの人が以前いました。γ-GTPの値だけが高く、それから精密検査をしたところ肝臓がんで、それも末期で、それから1ヶ月ぐらいで亡くなりました。」
 「いずれにしろ肝臓専門の医者に診てもらって“病名”を明らかにしてもらった方がいいでしょう。保険に入れないかも知れませんしね」
 「今日私の手元のデータだけではなんとも言えません。ありとあらゆる病気の可能性があります」
 人を恐怖に陥れようとしているのか、悪い話しかしない。 
 しかもこちらの質問にはまるでとりあおうとしない。
 人格的に問題があるのではないか。人としての暖かみが全然感じられない。爬虫類よりも冷たい感じがした。
 こういう医師には初めて会った。
 K市民病院のT医師・・・さすがに名前は書かないが。
 おかげで、他にも気になる大腸ポリープのその後のことや便が二日連続ではなく、昨日の朝と昨日の夜の二回分だけで良いでしょうか?といったようなちょっと気になる話は全然できず仕舞だった。
 幸い、長年γ-GTPの高い値とは付き合ってきており、精密検査も何度も受け、その都度なんにもないという結果だったので、こちらとしてはこのいけすかない医師が具体的な根拠なく脅かそうとも、狼狽はしないだけの冷静さをもっていたのが救いだ。
(と言いつつも、もう数日断酒して週末に医者にいってこようかな)
 血圧は上が130の下が89。下がまだちょっと高いが、1年ほど前から比べると幾分低く安定してきたのではないかと思う。
 一方富山では、KNBという地元民放の名アナウンサー(県民の間ではヒーローとまではいかないが相当の有名人で、人望もある(ように思う))の相本芳彦という人が、小沢民主党代表から直々に出馬要請を受けた。
 そのアナウンサーが受け持っているラジオ番組がウイークディの午後0時半から4時頃まで毎日やっている。営業などで外回りをしている人は相当お世話になっているのではないか。
 今日、人間ドックを終え、食事に行こうと車を乗っていたら偶然0時半を迎えた。
 「KNBからのお知らせです」という女性の声で「相本パーソナリティの出馬要請の結果が固まるまで、生放送に出演させることを自粛します」という社の方針と、番組名も「コンビニラジオ相本商店」ではなく「相本」という部分をカットした番組名で行きます、という説明をしていた。
 番組が始まると、二人の女性アナウンサー(一人はピンチヒッターかな?)が「コンビニラジオ マルマル商店!」って言っており、おおっすげえ、早速「相本」の名を消してスタートなんだ、きっちりしてるなあと思った。
 う~ん、確かに、公共の電波を使って、もしかすると選挙に出るかも知れない人が生出演すれば、それがイコール特定個人の政見を後押しするようなことに受け止められかねないし、番組名に候補者(になるかも知れない人)の名前が入っていれば、「候補者名の連呼」を支援するのと同じことになり、これまた特定個人の選挙への肩入れ、と映る危険性があり、やむない措置であろうかと思う。
 聴取者や相本アナウンサーのファンの心情を考えると、お便りやFAXやメールなどで「頑張ってえ」と言いたいしそのメッセージを紹介して欲しいところだろうが、それをやっちゃあおしまいだろうな。
 さすが賢明な判断だと思う。
 しかし、平日の昼間3時間半ものラジオの生中継の時間帯をごっそり空けてしまうようなパワーなのである。
 富山県中大きな激震が走ったと言って差し支えないのではなかろうか。
 選挙区としては、3区という、一部地域だけのことだが、ラジオの影響を考えると県下全体に影響が及ぶし、KNBとしても看板アナというレベルを超えた存在だけに、影響は大きいと思う。

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