父が高血圧で・・・というような話を、たまたまある人にしたら、その人からお風呂の券を送っていただいた。高血圧にいいお風呂だよ、ということだった。へえーっ、そんなお風呂があるのか、と思った。
パンフや新聞記事なども一緒につけて下さった。読むと、炭酸が血管を広げ、血の通りを良くするため、高血圧の場合は血圧が下がることはもとより、体があったまて冷え性にもいいし、疲労も回復するなど結構いろいろ効用があるらしい。
というわけで今日両親を連れて行って来た。
場所は旧8号線を魚津方面から富山方面へ走り、富山市へ入る少し手前、豊富産業のタイヤセンターを過ぎたあたりを左に曲がって数分車で走ったところ。
住所で言うと「滑川市有金」となる。
「人工炭酸泉 民宿 健康の宿 きやす~い家」という名前だ。
家庭風呂のような部屋がいくつか用意してあり、お客は、空いたところへ順番に入っていく仕組みになっている。
湯はどんどん足していくので、前の人が入ったからいやだなあという感じはない。
入浴時間は10分から15分。
その間、湯に含まれる炭酸成分がどんどん体の中に入り込み、血管の中にまで入り込むのだそうだ。
風呂の温度は38度もあったろうか。
熱くないのだが、ぬるいとか寒いとかいう感じは全然ない。
10分もその状態で入っていると、汗が滴り落ちる。
30分で上がってください、ということなので、洗髪や体洗いなどは軽く済ましつつ、入浴時間だけはきっちり15分確保して上がった。
汗をふき取り、下着をつけ服を着る。
建物の中だからかも知れないが、それほど暖房が強いわけではないのに、銭湯などでの風呂上りに感じる「湯冷め」の感覚がほとんどない。
体がほかほかしている。
待合室のようなところに入って一息ついたが、寒さや涼しさは感じない。
血管が広がる、という感じはよくわからないが、たぶん広がったのだろう。
血のめぐりが良くなるので、老廃物を早く流してくれるらしい。
スポーツの後などにもいいかも知れない。(疲労物質である乳酸なども老廃物なので)
ここへ通って、病気が治ったという人も沢山いるらしい。
私自身が入った理由は、券を3枚いただいたから、ということもあるが、視力回復にもいいということがチラシに書いてあったからである。
ここのところ、ホンマに目が疲れているので、こういう機会も捉えて、視力を少しでも維持したい、という動機からであった。
全ての病気は体が冷えることから始まる、という話を聞いたことがある。
炭酸泉は、血がスムーズにめぐるようにし、自然治癒力を高めてくれるのだろうから、何事にもいいのに違いない。
親に薦めたものだが、妻に声をかけ、自分も時々通ってみようかと思う。
入浴料は1000円。回数券を買えば少し割安になる。
インターネットにもあちこち書いてあるので、ここに電話番号を書いても差し支えなかろう。
076-476-2926(にくい 風呂、だそうだ)、所在地は「滑川市有金1084」、滑川市と富山市の境あたりである。
場所はちょっとわかりにくいので、予約をして電話でも場所をよく確認して、初めてのときは明るい時間帯に行った方がいい。