誤った使い方は自己責任では?

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 たまたまテレビを見ていたら、回転式の足裏マッサージ機のカバーを外して、首に当てていた人が、窒息死をしたというニュースをやっていた。
 原因は、はだかになった「ツボ」の部分にその人の服(たぶん襟元だろう)が絡まって、そのまま首を絞めてしまったことのようだ。
 メーカーの代表者が、過去2件、同様の事故がありながら世間に対して注意喚起をしていなかったことをわびている、という光景をテレビカメラが映していた。
 ちょっと驚いた。
 そもそも、足裏のマッサージ機はゴロゴロゴロゴロと、すごい回転をするものだ。
 そのカバーを外して使うということ自体、とても危険なことで正しい使い方ではないだろうし、ましてやその状態で首にあてがうというのは、ちょっと考えられないことだ。相当痛いだろうなとか、危ないだろうなとか思わなかったのだろうか。
 小さな子供ならともかく、しっかりした判断力があるはずの大人が、そういう誤った使い方をしてしまい、しかも亡くなってしまったというのは・・・、その方には大変気の毒なことだが、もう少し考えて行動できなかっただろうかと思う。
 正しい使い方をして下さい、というのは最近はどんな機器の説明書にも書いてあることだし、たぶんこのメーカーの品物にも書いてあることだろうと思う。
 仮にこのメーカーが、広告や大きな注意喚起用の説明書で注意していたとしたら、今回の悲劇は防げただろうか。
 どんなにメーカーや周囲の人が注意しても、不注意な人の目には映らないのではないか。
 亡くなった方には本当に気の毒だし、その方を冒涜するつもりはないが、今回のような事故においてまで、メーカーの責任を、という議論があるとしたら、日本はおかしいと言わざるを得ない。
 さすがにこれは自己責任だ、と思う。

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