新潟は三条市にある某研修所に行ってきた。
地域密着力を高める支援方法という地域の金融機関職員向け研修の受講が目的である。
東三条というJRの駅を降り、近くで食事をしてから研修所まではタクシーを使って行った。
車中の運転士さんとの会話。
「三条から新潟市までの距離はいかほどですか。」
「30kmぐらいかな。」
(随分近いんだなあ)
「良寛さんの出雲崎まではどのくらいですか。」
「海沿いで1時間半ぐらいかかるよ。途中に「せんきょかいかん」という有名なところがあるから、そこには是非寄っていった方がいい」
(へえ、さすが、田中角栄さんのお膝元だけあって、選挙会館かあ、砂防会館みたいなものがあって田中角栄さんの元選挙事務所か何かで色々展示してあって観光名所になっているのかなあ)
「魚が豊富で新鮮でね」
(へっ? 選挙事務所で魚?)
「選挙事務所なんですよね」
「いやいや違う、せんぎょかいかんだ」
「あ、鮮魚会館ですか」(ふう、びっくりした、変な先入観があると人の言葉がまともに聞こえないもんだなあ)
「お客さん、どっから来たの?」
「富山です」
「ああ、富山ね、富山、私も時々行くよ」
「あ、そうですか」
「うん、金沢の兼六園とかね」
(それって、石川県なんですけど・・・・)「ああ、そうですか、いいところでしょ」
「うん、それに、あの、海沿いの有名なホテル・・・」
(そらそら、来たぞ、和倉温泉のことを言うのじゃないかな)
「あの、なんてったっけ? あ、そうそう<加賀屋>っていったっけな」
(ああ、やっぱり来た、それ、石川県なんですけど)「最高級のホテルですよね」
「そうそう」
ここまで来ると、富山も金沢もおんなじようなものかも知れない。
結局富山の話題はないままに、研修所に到着。
お風呂に入ってびっくり。
立派な立派な大浴場に私一人。
なんと贅沢な、と思っていたが、意外に節電があちこち行き届いていた。
どの電源スイッチのところにも全部、省エネというシールが貼ってあり、無駄な電気は一切ついていない。
う~ん、国の予算で運営しているようなところで、贅沢な設備があり、無駄遣いしてるなあという印象を一瞬持ったがさにあらず、節約すべきところはちゃんとやってました。
ということで翌日から2日間研修を受けたが、外の紅葉は大変きれいなもので、こんな感じであった。
遠景も素晴らしいながめでこんなところで研修を受けさせてもらって大変清々しい気持ちになりました。
遠くに見える二つこぶの山はなんて山だろう。
弥彦山って山かな?・・・よくわからない。
また勉強しておこう。