中国四千年のすごい技術

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 2週間ぐらい前から左の腕が時折ひどく痺れることがある。
 今年の春先にも似たようなことがあった。
 そのときは右腕で、頚椎の5番が出ているのが原因で神経に触っているからだということだった。
 結局カイロやら色々行っているうちに夏ごろになって痛みがひいた。
 今度は左かい!?といやあな感じがして、とある治療院に出かけた。
 中国から来ている人がやっているところで、なかなか上手である。
 今回、疲れがたまっていたことに加え、この左腕の痺れについて相談した。
 すると、おもむろにヘラのようなものを出してきて、これでやろうということになった。
 ヘラといっても、大きさは子どもの手のひらくらいのもので、象牙でできているのか
プラスチック製か竹のものなのか、見ただけではよくわからない。(めがねをかけて
いなかったせいもあるが)
 ともかく、そのヘラを首や肩や背中にかけて、版画のバレンでこするように、上から
下に向けてゴシゴシこするわけである。
 こする際には、タラーリと油のようなものをたらし、それを皮膚にすり込むように
しながらこする。
 そうすると、あーら不思議。
 悪いところが紫色に変色する。
 同じように均等にゴシゴシやっているのだが、一部分だけが変色するのである。
(もちろん、私にはその様子は見えず、施術者の解説で理解するだけなのだが)
 後で風呂に入って鏡でよく自分の肩を見てみてびっくり。
 右と左の一部ずつ(場所は別)が見事に紫色に変色していた。
 なんとなく、そこに悪い血が集まって、それを白血球たちが始末してくれれば
腕の痺れも治りそうな気がするではないか。
 しごけば血が集まって充血するのは当然、という声も聞こえてきそうだが、普通
の充血とは全然違う色であり、しかもそこだけいまだに熱い。
 なんだか、中国四千年の技を見たような気がする。
 ちなみに日本ではその「ヘラ」みたいなものの名称は存在しないようだし、施術
者も、現物を日本で見たことは一度しかないと言っていた。
 中国にはまだまだ色んな深いものが存在しそうだ。
 個人的には、痺れがとれれば結果オーライである。

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